FC2BLOG 新・電子の花火と夢のあと |それでもボクはやってない

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それでもボクはやってない

残業から帰ってきて、両親がテレビを見てました。
そうだった、『それでもボクはやってない』の放映日だった・・・。
普段、僕のHDDレコーダーはアニメしか録ってないので、うっかり録画予約を忘れていました。
最近、テレビ自体見てないからなぁ・・・。

などと途方に暮れていたら、父親が居間のHDDレコーダーで録画予約を入れていたようです。
素晴らしい! 我が父親ながらナイスだ!
でも映画を途中から観てもアレなので、その日は自室に籠もってニコニコ動画を見たわけですがw


で、さっき録画しておいた『それでもボクはやってない』を観ました。
この映画は、主人公が痴漢えん罪で起訴されて、その裁判の様子を描いた物語なのです。
観ていて恐ろしくなると同時に、沸々と怒りが沸いてくる映画ですね。

主人公は、ごく普通のフリーターなんです。
ごくごく善良な一市民です。
ですが、彼が乗った通勤電車で痴漢被害を訴える女の子に捕まってしまってから、彼の人生が大きく変わってしまいます。
主人公は痴漢なんてしてないし、その日は大事な面接があって急いでいました。
しかし、「話は聞くから」と駅員に促されて、駅員室へ行ったのですが、駅員は主人公の話をろくに聞きません。
それどころか主人公は、いつの間にやら警察に身柄を拘束されてしまったのです。
誰一人として、主人公の言うことには耳を傾けないまま・・・。

取り調べをする刑事は、主人公が痴漢をしていると決めつけています。
調書を取っても、全てが警察側に都合の良いように書かれてしまいます。
挙げ句には、「罪を認めれば早くここから出してやる」など言ってきます。
しかし主人公はやってない罪を認める事が出来ず、断固拒否し続けます。

そうしていたら起訴され、裁判が始まってしまうのです。


僕は司法の事とか、全く知識のない人間なのですが・・・これは酷いと思いました。
検察も最初から主人公を犯人扱い。その上、自分達に都合の悪い証拠は出さないし、警察の捜査もおざなりで、主人公の主張の裏を取るような捜査は一切やってないのです。
被害者の女性の主張だけで、起訴され、審理されているのです。
主人公が犯人ではない可能性に対しては何も捜査していないのです。
それなのに、審理は進んでいきます。

そう。主人公が犯人でないのなら、被告側が無実である証拠を提出する必要があるのです。

これもおかしな話です。
捜査機関である警察が、主人公に痴漢が出来たかどうかもろくに捜査せず、被害者の女性が「後ろにいた人が痴漢した」という証言だけを重要視しているのです。
本来なら、主人公にその痴漢行為が可能だったか、本当に痴漢をしたのが主人公だったのかを捜査・立証するのが警察の役割であるのにも関わらず・・・。
痴漢事件に物証なんてありませんから、被害者女性の証言だけが重要な証拠として扱われていくのです。

その上、裁判で審理で検討される証拠は、全て検察が握っています。
弁護側には検察が提出される証拠のみで裁判を戦わなければならず、検察が重要な証拠を持っていると思っても、検察に提出申請をする事しかできないのです。
それも、検察が不適当だと思ったら、あっさりとはねのけられてしまいます。


起訴された時点で、主人公の罪は確定されているという前提で、審理が進んでいきます。
しかも厄介な事は、警察も検察も裁判所も全て官僚機構だと言う事なのです。
警察も検察も、主人公が犯人だと思ったから起訴した。
裁判所は審理はするが、警察と検察が揃えた証拠は絶対のはずだから、その趣旨に沿って話を進めます。
そう、官僚機構故にその事件の真相がどうよりも、それぞれの面子を守る方が重要なのです。
物語の中でも、「裁判官が無罪を出すと、検察にも裁判所にもいい顔されないし、出世も遠のく」という台詞も出てきたりします。

こうなってくると、裁判自体が茶番に見えてきます。
主人公の人生を決める重要な舞台なのに、司法に携わる人々にとっては自分達の主張が正しいという再認識の場でしかないのです。
こんなおかしな事があっていいのでしょうか・・・。

しかしこの映画公開当時、テレビのインタビューでこの映画の監督は「そんなバカな事があるかって思うでしょうが、これが日本の司法の現実なのです」と言っていたのを思い出しました。
今まで身近でなかったら、全然気にならなかったけど・・・もし自分が主人公の立場に置かれたら、と考えると恐ろしいです。
それと同時に、人の人生を決める大事な舞台を、事務作業をこなすかのように進む現在の司法の実態というものに怒りが沸いてきます。


本当に素晴らしい映画でした。
このような重いテーマを扱っていながら、全然難しいところも説教臭いところも一切ありません。
純粋に物語を楽しんでいたら、日本の司法が抱える問題がするすると頭に入ってくるような感じの作りなのです。
社会派の作品でありながら、きちんとエンターテイメントとして成立している。
本当に、素晴らしい映画でした。
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