FC2BLOG 新・電子の花火と夢のあと |ウィッシュルーム 天使の記憶

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ウィッシュルーム 天使の記憶

DSを買って「やっとDSらしいゲームをした!」と満足できたソフトに出会いました。


『ウィッシュルーム 天使の記憶』


です。
このゲーム、テレビCMで見るまではその存在すら知らなかったのですが、CMを見て一気に惹かれました。
CMでは、女の子がDSを横に持ってまるで文庫本を読むかのようなスタイルでプレイしてました。
そしてそのゲーム画面も、左右の画面に人の顔があって向かい合って会話しているような雰囲気が出てるのです。しかもそのキャラの絵柄はモノクロで、まるで小説の挿絵のような雰囲気を出してました。

そこでナレーションが「DSでミステリー」と言っています。

そうか。ミステリーなのか。
DSで本を読むような感じで謎を解いていくのは楽しそうだ。
しかもキャラクターの絵柄が凄く好みだ。
僕はギャルゲーとか、ああいう萌え絵も好きですが、こういうハードボイルドというか大人のタッチの絵柄も大好きなんです。
劇画ほどクドくはないけど、アニメ調ほどデフォルメされていないぐらいの。
『カウボーイビバップ』とか『空談師』とかああいう感じ。

そんなわけで、CMで初めて知ってこのゲームを猛烈に欲しいと思ったわけです。
僕はファミ通とかほぼ毎週立ち読みしてますけど、たまにこうやってCMを見て惚れる事があるんですよね。
PSで出てた『俺の屍を越えてゆけ』もCMでその存在を初めて知って、次の日にはゲーム屋に駆け込んでましたからね。

まあ、そんな話は置いていて、ネタバレなしでこのゲームの魅力を語っていきたいと思います。



舞台は1979年のアメリカ、ロサンゼルス。
主人公のカイルは元刑事で今はしがないセールスマンをやっている冴えない男です。
だけど彼には目的がありました。失踪した同僚の刑事を捜すという目的が。
カイルは3年前に刑事を辞め、今は”レッドクラウン商会”という訪問セールスの会社で働いています。
この会社は表向きはただの訪問セールスの会社なのですが、裏では公にできないものを依頼に応じて秘密裏に探し出すという、裏稼業をやっているのです。
カイルはそんな裏稼業を手伝いながら、失踪した同僚の消息を掴もうと日々を過ごしていました。

そして今日も、社長のエドから裏稼業の仕事を頼まれます。
場所は”ホテル・ダスク”。詳しいことはホテル宛に届けている荷物と一緒にオーダー表を見てくれ、との事でした。

1979年12月28日。
この年最後の金曜日に、ロサンゼルスの広大な砂漠の一角にある古びたホテル・・・”ホテル・ダスク”に主人公が泊まる事から物語りが始まります。


もうこのゲームは雰囲気が最高なのです。
まず、1979年のアメリカという、レトロな雰囲気が良いです。
何というか、アメリカの昔のテレビドラマを見ているような雰囲気に浸れます。

そして主人公も33歳の元刑事という、まだまだ若いけれど人生の苦渋も舐めてそれなりの人生経験を積んできた男だというところも素敵です。
ぶっきらぼうで無愛想だけど、時々見せる笑顔もまた渋くて格好いいです。
もうハードボイルドって感じなのですよ!

主人公以外も魅力的なキャラクターがたくさんです。
カイルの上司で”レッドクラウン商会”の社長のエドは、元刑事らしい凄みがあって、いかにも”ボス”って感じの貫禄があります。

電話でしか登場しませんが、エドの秘書のレイチェルも素敵な女性です。カイルの評では「いい女だがガードが堅い」という感じのキャリアウーマンなのですが、さり気なくカイルを気遣ったり、カイルにはちょっと気がある節もあります。
だけどカイルもレイチェルも、お互いを仕事仲間として信頼していて仕事の話以外はあまりしてないようです。
なんかこのふたりのやりとりは、いかにも大人って雰囲気がたまりません。

他にも客商売をやっているのに無愛想なホテル・ダスクのオーナーや、やたらとお節介を焼きたがるホテルに住み込みで働いている中年女性、実はカイルとは刑事時代に面識があったお調子者のボーイなど、もうここでひとりひとりその魅力を書いていたら文字数が足りないくらい、このゲームのキャラクター達は魅力的です。


もちろんキャラクターや世界観が良いだけのゲームではありません。
このゲームはDSの機能をフルに活用した意欲作とも言えます。

まずDSを横に持って、まるで文庫本を読むようなスタイルでプレイします。
基本的に左画面には主人公の顔があって、右画面には話している相手の顔が出ます。
この演出は画期的で、主人公と相手が会話している雰囲気を上手く演出しています。
しかもキャラクターの絵も小説の挿絵のように敢えてモノクロで、アニメーションする際も線画が動いているような感じです。
その独特なアニメーションにあのハードボイルドな絵柄が凄くマッチしていて大人の雰囲気を作り出しています。
しかもこの絵は、基本的にはモノクロなのですが重要なイベントが起こったときには淡く色のついた絵になるという、プレイヤーの印象に残るような演出になっています。
2画面をこんな風に使うなんて、僕には思いつきませんでした。


このゲームは”ホテル・ダスク”内で起こる事件を追うものなので、移動はホテル内しかできません。
その移動方法もDSの機能を使った野心的なものになってます。
左画面には主観視点。右画面には記号化した俯瞰マップがあって、タッチペンを使って移動したい先にカーソルを持っていきます。
左の主観画面を見る必要はほとんどないのですが、このマップの行きたい場所を直接タッチして進ませる操作方法はかなり秀逸で良かったです。

そして何よりも驚かせたのが謎解きのトリックです。
これもDSの機能をフルに使った仕掛けが満載です。
ちょっとネタバレになっちゃいますが、このゲームのトリックで得た驚きを伝えるために敢えて紹介します。

序盤で、ジグソーパズルのピースの裏に文字が書かれている事に気づくのです。
そこで主人公は、ジグソーパズルを完成させてそれを裏返しにすれば何かメッセージが書かれてあるのではないかと推理します。
ここでゲームの謎解き画面に入ります。
左画面には完成したジグソーパズル。
右画面にはテーブルなのか床なのかわかりませんが、何か平面な場所が映っています。
タッチパネルは右画面なので、謎を解くには右画面を触るしかありません。
けれど、タッチペンでどんだけ右側を触っても変化はありません。
そこでしばらく考えてみたのです。完成したジグソーパズルの裏側を見るにはどうすれば良いか、を。
裏側を見るにはジグソーパズルをひっくり返せば良いだけの事です。
・・・ひっくり返す?
ということは、もしかして・・・。
僕は一度DSを畳んでもう一度開いてみました。
普通だったら畳んだ時点でスリープ機能が働くんですが・・・やはり僕の思った通りでした!
再びDSを開いたときには、左画面には何もなくて、右画面には裏返しになっていたジグソーパズルが映っていたのです!
これを発見したときにはもう興奮でした。
ボタンやタッチペンで操作するだけじゃなくて、DSというマシンの構造すらも計算に入れた謎解きが入ってるなんて思いもしませんでしたから。

ちなみに僕はこのゲームのトリックは全て自力で解きました。
ネット上の評価を見ると「理不尽な謎解きがある」という文面をよく見かけます。
確かにろくなヒントもないままいきなり謎解き画面になったりするシーンもありました。
でも、謎解き自体は理不尽ではないとは思います。
かならず謎のヒントはどこかにあるものなのです。
ジグソーパズルの例もあるように、ヒントがなくても考えてみれば解ける謎もあります。
今はネットが発達してるから簡単に答えを見ることができちゃうけど、やはりそれは頼るものじゃありません。
僕も途中でイベントが起こらなくて、1時間ぐらいずーっとホテルの中をさまよってましたが、それはただ僕がある重要なポイントを見逃していただけだった、というオチもありました。
手詰まりになったら次の日に新たな気分でやってみるのが良いです。
昨日気づかなかった事が今日になって気づくって事は結構ありますし。
とにかくこの手のゲームをプレイする人に言いたい。

自分で考えて謎を解くのがアドベンチャーゲームの醍醐味なんですから。

答えは自分で探してこそ感動が生まれるのです。
安易にネットを頼ってはいけないです。
特にこのゲームは謎の難易度が高すぎるってわけでもないですから、このゲームをこれからプレイするという方は是非とも自力で謎を解いて欲しいです。


しかしこのゲーム、ストーリーが良かったよなぁ。
最初、ひとつひとつバラバラに思えていた出来事が、徐々にひとつの大きな事件に集約されていきます。
しかもその真相というのがまた・・・。
これこそミステリーの醍醐味ですね。
DSを持っていて本当に良かったと思うゲームに出会えて嬉しいです。
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